目の下のたるみ・クマ取り治療比較ガイド
ハムラ法 | 【症状】 下まぶたのたるみ ・目の下のクマ ・目の下のふくらみ ・下まぶたのへこみ ・下まぶた周辺の凹凸 ・疲れた印象の目元 |
【治療内容】 突出した眼窩脂肪を移動させて下まぶたの窪み(クマ)を改善し、余分な皮膚を取り除くことで、皮膚や一部の筋肉を引き上げる施術です。下まぶたのたるみや黒クマの改善において、最高峰の治療法とされています。 |
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裏ハムラ法 | 【症状】 ・目の下のクマ ・目の下のふくらみ ・下まぶたのへこみ ・目元の影の強調 |
【治療内容】 下まぶたの裏側にある結膜を切開し、突出した眼窩脂肪を窪んだ部分に移動させることで、目の下のふくらみとへこみを均一にし、影クマを改善する手術です。皮膚表面に傷痕は一切残りませんが、たるみの改善には対応していません。 |
下眼瞼脱脂 | 【症状】 目の下のふくらみ 軽度の影クマ 疲れた印象の目元 若干の目の下の膨張感 |
【治療内容】 眼窩脂肪をまぶたの裏側から減量する施術です。腫れが少ないため、他の施術と比べて負担が軽く、翌日からアイメイクや洗顔が可能です。 |
下眼瞼除皺術(アイリフト) | 【症状】 ・下まぶたのたるみ ・目の下のシワ ・目元全体の老けた印象 ・皮膚の余り ・下まぶたのハリや若々しさの低下 |
【治療内容】 下眼瞼除皺術は、まつ毛の2mmほど下を切開して下瞼のたるみやふくらみを改善する手術です。余分な皮膚や筋肉(眼輪筋)、脂肪(眼窩脂肪)を調整・除去することで目の下のくまやたるみが改善され、若々しい印象を取り戻すことができます。 |
ハムラ法(目の下のクマ・たるみ取り)
下眼瞼たるみ取り術は、目の下の皮膚のたるみ、シワ、クマを改善する美容整形手術です。この手術では、たるんだ皮膚を切除し、まぶたの脂肪を目の下の凹み部分に移動させる方法で、さらに「ハムラ法」を用いてたるんだ皮膚を取り除きます。
このようなお悩みの方へ
- 目の下のシワを改善したい。
- 目の下のたるみを解消したい。
- 目の下のふくらみを取り、若々しい印象にしたい。
- 目の下の影クマ(黒クマ)が気になる。
- 目元の老けた印象を改善したい。
- 目の下の凹凸を均一にして、明るく健康的な目元にしたい。
手術リスクと副作用
腫れ、浮腫(むくみ)、内出血、血腫(血の塊)、左右差(施術後の非対称性)、傷跡(皮膚に残る痕)、ドライアイ(目の乾燥感)、感染症、下眼瞼外反(下まぶたの外向きの反転)、過度な皮膚の引き締め(目元が不自然に感じる場合)、神経損傷(まれにまぶたの感覚に影響が出ること)
裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)
経結膜的眼窩脂肪移動術(裏ハムラ法)は、下まぶたの裏側にある結膜を切開し、膨らんだ眼窩脂肪を窪んだ部分に移動させることで、目の下のふくらみとへこみを均一にし、影クマを改善する手術です。
このようなお悩みの方へ
- 目の下のクマが気になる
- 目の下のふくらみを取って、若々しい印象にしたい
- ふくらみとその下に凹みがあり、改善したい
- 脂肪除去や注入に抵抗がある
- 皮膚表面に傷を残したくない
- 目元を自然にすっきりさせたい
- 目元の老けた印象を改善したい
- ダウンタイムを最小限に抑えたい
手術リスクと副作用
腫れ、痛み、内出血、感染、血腫、変形、拘縮(組織の硬直)、麻痺・感覚低下(まれに起こる)、瘢痕(傷跡が残る場合)、下眼瞼外反(下まぶたの外向きの反転)、三白眼(白目が多く見える状態)、複視(二重視)、完全な平坦にはならない、左右差が生じることがある、三叉神経へのダメージによる知覚鈍麻(まれな症例)、目元の不自然な引き締め感、一時的または長期的なドライアイ、目の開けづらさや閉じづらさ、手術後の回復期間中の不快感や違和感
下眼瞼脱脂術(かがんけんだっしじゅつ)
下眼瞼脱脂術は、目の下のクマやタルミの原因となる眼窩脂肪をまぶたの裏側から減量する手術で、外側の皮膚を傷つけることなく行います。この施術は他の目の手術と比べて腫れが少なく、翌日からアイメイクや洗顔が可能です。また、腫れがひどくなることはほとんどありません。
このようなお悩みの方へ
- 目の下のクマを改善したい
- 目の下の膨らみを取りたい
- 腫れぼったいまぶたをすっきりさせたい
- 皮膚を切らない手術が希望
- 目元の若々しい印象を取り戻したい
- 目元のたるみを軽減したい
- ダウンタイムを短くしたい
- 自然な仕上がりを求めている
手術リスクと副作用
腫れ、浮腫(むくみ)、内出血、結膜浮腫(目の裏側にむくみが生じること)、感染症、血腫(血の塊)、不自然な仕上がりや左右差、目元の違和感、乾燥感やドライアイ、一時的な視力のぼやけ、傷跡の残り(まれに)、目の開けづらさ、まぶたの感覚の変化(まれに)
下眼瞼除皺術(アイリフト)
目の下のたるみやシワ、黒クマ(影クマ)の改善を目的とした美容外科手術です。たるみの原因となる眼窩脂肪を除去または移動させ、皮膚を引き締めることで若々しい目元を取り戻します。主な手法には、まぶたの裏側から脂肪を調整する「経結膜アプローチ」と、まつ毛の下を切開して脂肪や余剰皮膚を取り除く「経皮的アプローチ」があります。患者の状態に応じて適切な方法を選び、目元の老化サインを効果的に改善します。
このようなお悩みの方へ
- 目の下のたるみを解消したい
- 黒クマ(影クマ)を改善したい
- 目の下の膨らみを取りたい
- 疲れた印象の目元を明るくしたい
- 目元のシワを目立たなくしたい
- 若々しくハリのある目元を取り戻したい
- 自然な仕上がりを希望している
- ダウンタイムを短くしたい
- 顔全体の印象を改善したい
手術リスクと副作用
腫れ、浮腫(むくみ)、内出血、結膜浮腫(目の裏側にむくみが生じること)、感染症、血腫(血の塊ができること)、不自然な仕上がりや左右差、目元の違和感、乾燥感やドライアイ、一時的な視力のぼやけ、傷跡が残る可能性(まれに)、目が開けづらくなること、まぶたの感覚が変わる可能性(まれに)
目の下のクマのタイプ
目の下のクマには、原因や状態によって「茶クマ」「青クマ」「黒クマ(影クマ)」の3種類に分類されます。
茶クマ | 肌への刺激によりメラニンなどの色素が沈着している状態です。改善には、美白剤の塗布やビタミン剤の処方が一般的です。また、シミの除去と同様にレーザーや光照射を利用する方法もありますが、目元はデリケートな部位のため適用に制限があります。ト |
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青クマ | 皮膚の下にある血管が透けて見える状態です。主に生活習慣の改善が効果的で、体調管理や血行促進が重要です。 |
黒クマ(影クマ) | 目のくぼみ、まぶたのたるみやふくらみによって影ができる状態です。この俗称は、それぞれのクマの見た目の色合いに由来しています。 |
このように、目の下のクマは種類によって原因と対処法が異なります。それぞれの状態に適したケアを行うことが、効果的な改善につながります。
目の下のたるみの原因
目の下にある眼窩脂肪(がんかしぼう:まぶたの下に存在する脂肪)は、眼輪筋(がんりんきん)や眼窩隔膜(がんかかくまく)によって支えられています。しかし、加齢や生活習慣の影響でこれらの組織が衰えると、眼窩脂肪を支えきれなくなり、たるみが生じて脂肪が前方に突出します。
この突出した脂肪が影を作ることで、目の下にクマのような見た目が現れます。この状態が、いわゆる「黒クマ(影クマ)」と呼ばれる症状です。
施術の流れ
STEP1
カウンセリング
医師が現在のまぶたの状態を確認し、患者様の希望する仕上がりをお聞きします。たるみの原因を判断して適切な手術方法をご提案し、手術の詳細や注意点などをご説明します。
STEP2
デザイン
患者様のお顔立ちに合わせて、最適な切開ラインをデザインします。患者様のご希望を伺いながら、自然で調和のとれた仕上がりを目指します。
STEP3
施術準備
施術前に洗顔を行っていただき、メイクや皮脂を丁寧に落としていただきます。
その後、麻酔(局所麻酔)を施します。
STEP4
施術
麻酔が十分に効いたことを確認後、事前のマーキングに沿って切開を行います。選択した方法に基づいて、余分な皮膚や脂肪を適切に除去し、必要に応じて筋肉・脂肪の調整も行います。
その後、細い糸を使用して丁寧に縫合を行います。
STEP5
術後ケア
施術後は、腫れを抑えるために冷却を行います。医師から術後の注意事項や生活上の留意点について詳しくご説明し、ご帰宅となります。
STEP6
経過観察
術後は5日目以降に再度ご来院いただき、抜糸と回復状況の確認を行います。
最終的な仕上がりとなるまでには3か月~半年ほどかかります。その間は定期的に経過を診させていただきます。
施術時間・ダウンタイムなど
- 施術時間:1時間程度(両目の場合)
- 麻酔:局所麻酔(施術時の痛みはありません)
- 術後の腫れ:1~2週間ほど目元の腫れが続くことがあります。
- ダウンタイム:7日間(個人差あり)
- シャワーおよびメイクの可能日:施術から1日後(アイメイクは抜糸後)
- コンタクトレンズの装着:抜糸後
- 抜糸:5日から7日目
- 効果の持続:半永久的
禁忌
以下に該当する方は、事前に医師にご相談ください。
- 妊娠中・授乳中の方
- ケロイド体質の方
- 血液凝固障害のある方
- 麻酔へのアレルギーがある方
- 重度のドライアイの方
- 緑内障など眼科疾患のある方
- 眼瞼に重度の炎症や感染症がある方
- 重度のアレルギー性結膜炎の方
- 甲状腺眼症の方
- 眼窩や顔面の手術歴がある方
- 重度の高血圧の方
- ベーチェット病の方
- 重度の糖尿病性網膜症の方 など