新鮮外傷熱傷治療

新鮮外傷熱傷治療

こんな時はご相談ください

  • 怪我・やけどの痛みが強い
  • 傷の処置方法がわからない
  • 傷跡を最小限に抑えたい
  • 顔や目立つ部分の怪我がある
  • 大きな傷で出血が止まらない
  • 早めに適切な処置を受けたい など

新鮮外傷・新鮮熱傷について

新鮮外傷・新鮮熱傷について

新鮮外傷および新鮮熱傷は、受傷直後の傷ややけどのことを指します。軽傷であれば時間経過で自然に治癒しますが、適切な初期治療を行わないと、感染症や目立つ傷跡などの後遺症を残す可能性があります。また、一見軽症に見える場合でも、体の内部は深刻なダメージを負っている可能性もありますので、安易な自己判断は危険です。

大阪市中央区の心斎橋藤井クリニックでは、形成外科専門医による迅速で適切な処置を提供し、機能面の回復だけでなく、傷跡を最小限に抑えることにも注力しています。日常生活で怪我をされた場合は、お気軽に当院へご相談ください。

※すでに治癒した外傷・熱傷跡の修正についてはこちらをご覧ください

外傷・熱傷の種類

切り傷(裂傷)

鋭利な物体による傷で、傷口が直線的で縁がはっきりしているのが特徴です。出血を伴うことが多く、深い場合は縫合が必要です。受傷の状態にもよりますが、適切な処置により比較的きれいに治癒する可能性が高い外傷です。

擦過傷(擦り傷)

転倒などで皮膚表面が擦れて生じる傷です。浅い傷が広範囲に及ぶことが多く、痛みやヒリヒリ感を伴います。適切な消毒と保護により、感染を予防することが重要です。

挫創(打撲)

鈍的な力が加わって生じる傷で、皮膚の貫通はないものの、傷の縁が不整形になりやすい特徴があります。皮下組織の損傷を伴うことが多く、傷の見た目以上に重症なことも多々あります。

咬傷

動物などによる噛み傷で、深部組織の損傷を伴うことがあります。感染のリスクが高いのが特徴で、早期の消毒と抗生剤投与が重要です。

熱傷

熱による皮膚の損傷で、その深さにより1度から3度に分類されます。特に顔面や関節部など、機能的・整容的に重要な部位の熱傷の場合には専門的な治療が必要です。

  • Ⅰ度(軽度)…皮膚の発赤、痛み・ヒリヒリ感 など
  • Ⅱ度(中等度)…水疱(水ぶくれ)の形成、強い痛み、皮膚の発赤・腫れ
  • Ⅲ度(重度)…皮膚の白色化あるいは黒色化、皮膚の硬化、痛覚の消失(※)

 

(※)神経の損傷によるもので、かえって痛みを感じにくくなります

新鮮外傷・新鮮熱傷の治療

まずは傷の状態を詳しく診察し、損傷の程度や範囲を評価したうえで治療計画を立てます。ただし、皮下組織の損傷や骨折の有無などを判断するため、必要に応じてレントゲン検査などを行うこともあります。

応急処置

  • 傷口の洗浄と消毒
  • 止血
  • 適切な冷却(熱傷の場合)

専門的治療

傷の状態に応じて、以下の治療を行います。

  • 縫合処置(特に裂傷の場合)
  • 熱傷の場合のデブリードメント(壊死組織の除去)
  • 適切な被覆材の使用
  • 必要に応じた抗生剤投与(感染・化膿の予防)

経過観察

治癒までに時間がかかる場合は、定期的にご来院いただき回復状態を確認します。傷跡が残らないよう、追加の処置を行うこともあります。

  • 定期的な創部の観察
  • 縫合部位の抜糸
  • 傷跡のケア指導
  • 必要に応じたリハビリテーション

Tel.06-6251-0111