こんなお悩みはありませんか?
- 皮膚に赤みやかさぶたができる
- 銀白色のフケのような皮が剥ける
- かゆみや痛みがある
- 症状が繰り返し出現する
- 見た目が気になって人目が気になる
- 市販薬での改善が見られない など
尋常性乾癬とは?
尋常性乾癬は、皮膚の代謝サイクルに生じた異常のために、皮疹や鱗屑(フケのような皮)の脱落が慢性的に生じる炎症性皮膚疾患です。
主に肘、膝、頭皮などに症状が出やすく、症状の軽快と悪化を繰り返す傾向があります。症状がフケ症(脂漏性皮膚炎)と似ていますが、厳密には別の疾患です。
尋常性乾癬の原因
尋常性乾癬の具体的な原因は明らかになっていません。下記の要因が複雑に絡み合い、皮膚の再生スピードが通常の倍以上になることで起こるとされています。基本的に感染性の疾患ではありませんので、周囲への感染リスクはありません。
遺伝的要因
- 特定の遺伝子の異常
- 家族歴のある方は発症リスクが高まる
免疫系の異常
- 自己免疫の異常
- 皮膚の炎症反応の亢進
- 皮膚細胞の過剰な活性化
環境要因
- ストレス
- 外傷や摩擦
- 感染症
- 生活習慣(喫煙、飲酒など)
- 薬剤 など
尋常性乾癬の治療
薬物療法
皮膚の炎症を抑制するステロイド外用薬や、皮膚細胞の異常な増殖を抑制するビタミンD3外用薬、などを用いて症状の改善を図ります。ビタミンA誘導体やメトトレキサート(免疫抑制剤)などの内服薬を使用することもあります。
Nb-UVB光線療法(紫外線治療)
特殊な波長の紫外線を照射し、皮膚の炎症を抑制します。難治の場合に検討する治療法で、通常週1~2回の照射を一定期間継続します。
スキンケア
適切な保湿剤の使用、刺激の少ない石鹸やシャンプーの使用などのスキンケアを意識することで、症状の悪化を防ぎます。
日常生活で気をつけること
乾癬は症状の軽快と悪化を繰り返すのが特徴ですので、症状を悪化させる要因を生活から取り除き、症状の再発を防ぐことも大切です。必要以上に生活を制限する必要はありませんが、以下を意識して皮膚への刺激をなるべく避けるようにすると良いでしょう。
- 毎日の入浴
- ストレス管理
- 十分な睡眠
- 適度な運動
- 禁煙
- 節酒
- 感染症対策 など
注射・点滴
注射や点滴によって定期的に美容成分を摂取することで、効果的な肌質改善が見込めます。当院でも様々な注射・点滴メニューをご用意しています。