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眼瞼下垂症
眼瞼下垂症は保険適用で治療が可能ですので、まずはご相談ください。
眼瞼下垂症について
眼瞼下垂症とは?
眼瞼下垂症とは、まぶたが垂れ下がることにより、角膜が2mm以上隠れて視野の狭窄を生じている病的な状態と定義されます。
「まぶたが常に下がって目が開きにくい」といった悩みをもった潜在的な患者さまは非常に多いと思われます。
当院で行っている眼瞼下垂症手術は、主に加齢変化によって生じる老人性眼瞼下垂症、事故などによる外傷性眼瞼下垂症、コンタクトレンズの長期使用による眼瞼下垂症などの後天性眼瞼下垂症を対象に治療を行っています。
こんな方におすすめです。
- 以前は二重まぶただったが、最近一重瞼になった。
- 他人に眠そうな目をしているとよく言われる。
- 目が細くきつく見られる。
- 最近、テレビが見づらくなった。
- 夜、本を読むのがすごく疲れる。
- 肩こりが最近顕著になった。
院長からのメッセージ
当院院長も眼瞼下垂症の治療を行っています。
眼瞼下垂症の手術は、健康保険が適用されます。
正面を見た状態でまぶたが角膜に覆いかぶさって、視野が狭くなっている状態であれば手術の適応があります。重症度によって手術方法は異なりますが、多くの場合、眼瞼挙筋前転法もしくは短縮法を用いています。
この手術は、まぶたを引き上げる筋肉や腱膜が薄くなったり伸びたりするため、まぶたが上がりにくくなります。そこでこの伸びきった筋肉や腱膜を折り畳むようにして修復することにより、まぶたを上げやすくします。
眼瞼下垂症の治療方法
下垂症の重症度によってさまざまな手術方法があります。
挙筋腱膜前転法
皮膚表面から切開を行い、伸びたり緩んでしまった、筋肉、腱膜、隔膜などの眼窩内組織を修復して、開眼不全の状態や「まぶた」の位置を正常に戻すことが目的です。
コンタクトレンズの長期装着による場合や退行性(加齢的なもの)によって生じる場合で発症から短期間のものが対象となります。
つり上げ術
ほとんど「まぶた」を上げることができない重度の下垂症の場合に用いられる方法です。
挙筋腱膜や筋肉が非薄化・伸展だけではなく、筋肉自体が「まぶた」を上げる力がない場合、筋膜などの移植再建術を行うことにより、開眼しやすくする方法です。
兎眼症治療
兎眼症とは、外反症とも言われ、「まぶた」が外側に向いてしまう状態になることです。
顔面の外傷や下垂症手術で過矯正された場合に生じることがあります。このような状態になると角膜損傷や流涙の原因にもなることがあります。当院では、外反した「まぶた」の修正も行っております。
眼瞼下垂症のQ&A(もっと詳しく知りたい)
手術時間や術後は腫れますか。
手術時間は、1時間半程度で終わります。術後の腫れは程度に差はありますが、必ず腫れます。この場合、非常に不自然に見えることがあり、二重まぶたの幅が異常に幅広く見えることがあります。約2週間で改善します。
その他、切開した部分が一時的に知覚が鈍くなります。アイメイクをした時に気がつく場合が多く、心配される患者さまがおられますが、2~3カ月で正常に戻ります。
術後目が乾燥することがありませんか。
術後開眼時の違和感があります。手術によって視野が広がるため、以前より太陽の光がまぶしく感じられることがあります。
少しずつ慣れてくるので心配ありません。
下垂の程度によって変わりますが、過矯正ぎみにまぶたを引き上げていますので、一時的に目が乾燥してしまうので、角膜を保護するような点眼薬を使用することがあります。
術後の内出血は起こりますか。
まぶたの皮下には、小血管が無数にあり、術後多少損傷されてしまうので、内出血が起こることがあります。術後は激しい運動や、アルコールの摂取などで極力避けて、可能な限り安静と患部を冷やす事を患者さまに勧めています。1~2週間程度で改善します。
術後の傷跡は目立ちませんか。手術したことが他人にわかりませんか。
傷跡について、患者さまからよく聞かれる質問です。術後の傷跡は残ります。しかし、まぶたの皮膚は非常に治癒が早く、傷跡も数カ月でほとんど目立たなくなります。他人からみてもほとんどわかりません。
術後見た目の印象が変わるようなことはありますか。
下垂の状態が改善されると、目がくっきりとなるため、他人には印象が変わってみられることがあります。これは合併症というより、主観的な問題なので十分に術前に説明をしてから治療に望むようにしています。
子どもでも手術は受けることができるでしょうか。
若年性もしくは先天性眼瞼下垂症は原則行っておりません。組織移植などの手技が必要になる場合もありますので、大学附属病院に紹介します。
眼瞼下垂症治療の施術の流れ
眼瞼下垂症の有無と症状を確認します。その上で患者さまの希望に沿って最適の治療法を説明します。
それぞれの状態に合わせて切開部をデザインし、細い注射針による局所麻酔を行います。
1時間30分程度で施術は終わります。
手術の後は、5~10分ほど手術部分を保冷剤で冷やします。冷やすことで腫れを最小限に抑えられます。
医師・スタッフよりアフターケアについてご説明させていただきます。手術後に腫れや痛みなど気になることがあれば、お電話などでお気軽にご相談ください。